AirPodsとBeats Xを比較! 結局、どちらを買うべきなのか?

Appleの純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」と、Beats By Dreの最新ワイヤレスイヤホン「Beats X」。
どちらも2017年2月20日現在、Appleオンラインストアで在庫切れが続く大人気イヤホンだ。
iPhone 7からイヤホン端子が廃止されたこともあって、ワイヤレスイヤホンの需要が急騰している昨今、この2機種のどちらを買うかで悩まれている方も多いのではと予想する。
 
幸いにも、発売してすぐに両機種とも手に入れられ、そこそこ使い込んだので、今回はぼくなりにこの2機種を比較し、いいところや、いまいちなところなどについて書いていければと思う。
※本記事で紹介するのは、あくまでもぼく個人の感想なので、参考程度に留めていただけるとありがたく思います
 
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2機種の比較表

  AirPods Beats X
バッテリー 5時間 (充電用ケース併用で24時間以上) 8時間
イヤホン L・Rが完全に独立 ケーブルで繋がっている
形状 インイヤー型 カナル型
リモコン なし あり
充電方法 充電用ケース Lightningケーブル
Fast Fuel (急速充電) 15分の充電で3時間 5分の充電で2時間
音質 EarPodsと同系統のバランス型 Beats By Dreらしい低音重視型
ハンズフリー通話 可能
着脱で再生 / 一時停止 あり なし
落下・紛失の可能性 高い 低い
価格
16,800円 (税別)
14,800円 (税別)
カラー ホワイトのみ
ホワイト / ブラック / グレー / ブルー
 
AirPodsとBeats Xについて、それぞれのスペックや特徴をまとめてみた。
こうして見比べてみると、結構な違いがあることがわかる。
どちらのほうがいい・悪いでは一概に語れない個性が2機種ともにあり、甲乙つけがたい。

AirPodsのいいところ

①:使い方が非常に簡単

 
AirPodsは、ケースから取り出せば電源ON、ケースに仕舞えば電源OFFとなる。
特にボタン操作などは必要なく、ただそれだけの動作で使用できる。
このわかりやすさは、さすがAppleだと脱帽せざるをえない。

②:持ち運びがしやすい

 
AirPodsは、手のひらサイズの充電用ケースに収納して持ち運ぶ。
ケースも鶏のタマゴ程度の大きさなので、スーツやジーンズのポケットに入れてもかさばることがない。
ケーブルを一切使わない、独立型の完全ワイヤレスイヤホンだからこそのお手軽さだ。

AirPodsのいまいちなところ

①:音漏れがひどい

AirPodsは、iPhoneに付属しているワイヤードの「EarPods」同様、音漏れが結構ひどい。
知人に確認してもらったところ、だいたい60%以上のボリュームで音楽を再生すると音漏れが発生する模様。
通勤中、満員電車などで使用する際には注意が必要となるだろう。
構造上、仕方のないことなのかもしれないが、Appleにはもう少し頑張ってもらいたかったと思う。

②:ボリュームのアップ・ダウンが煩わしい

 
リモコンが非搭載のAirPodsは、曲のボリュームコントロールをiPhoneでおこなわないといけない。
いちいちポケットやバッグからiPhoneを取り出して、音量を変えてまた直して……というのはやや煩わしい。
本体をダブルタップしてSiriを起動し、SIriから音量を操作する方法もあるが、屋外でやるのはさすがに恥ずかしい。
このあたり、タップ・アクションでボリュームコントロールが割り振れるようになると便利なのになあ。

③:装着時の見た目に難あり

 
耳からうどん、チンアナゴと揶揄されているように、AirPods装着時の見た目はクールとは言い難い。
実際、ぼくも通勤中に使用しているとじーっと凝視されることがある。
もっと在庫が潤沢になり、みんながAirPodsを使うようになれば、違和感も軽減されるのかもしれないけれど……。

Beats Xのいいところ

①:ノイズアイソレーション機能がすごい

 
Beats Xには、「ノイズアイソレーション」という機能が搭載されている。
 
ノイズアイソレーション機能を搭載したイヤフォンやヘッドフォンでは、バッテリーを消費することなく周囲の音が遮断されます。イヤフォンの場合はフィット感を調節できるイヤーチップ、ヘッドフォンの場合は特別なイヤーパッドが物理的に周囲の雑音を遮断してくれます。遮音効果が高いため、音漏れ防止にもなります。
 
要は、イヤーチップのフィット感などにより、物理的に外部の環境を遮断するという機能だ。
ノイズキャンセリング機能のように機械的にノイズを軽減するわけではないが、これがなかなか侮れない。
カナル型ということもあり、装着しただけで耳栓のように周囲の雑音が軽減される。
さらに、ミュージックを再生すると、もうまったくといっていいほど音楽以外の音が聞こえなくなる。
曲の世界に没頭できると同時に、音漏れ防止にもなっているので、ボリュームをかなり上げても大丈夫だ。

②:リモコンによる操作が快適

 
AirPodsのいまいちな点と対になってしまうが、Beats Xにはリモコンが搭載されており、これがやはり便利だ。
このリモコンは、左側の凸部分を押すとボリュームアップ、右側の凹部分を押すとボリュームダウン、真ん中のボタンを1回押すと再生と停止、2回連続で押すと次曲を再生という割り当てになっている。
いちいちiPhoneを取り出さなくても最低限の動作がおこなえるので、その点はBeats Xに軍配があがるだろう。

Beats Xのいまいちなところ

①:ケーブルのタッチノイズがうるさい

イヤホンのLとRが完全に独立しているAirPodsとは違い、Beats Xはイヤホン部分がケーブルで繋がっている。
そのため、使用時には、このケーブルがコートの襟や向かい風などに当たり、タッチノイズが聞こえることがある。
ケーブルの巻きつけ方や、固定位置を工夫すれば軽減できるのだが、服装によってはどうにもならない場合も。
薄着になる夏場は特に心配無用だが、冬に使う時には気をつけたほうがいいかもしれない。

②:専用ケースへの収納が面倒

 
Beats Xには専用のシリコンケースがついてくるのだが、これに収納するためにケーブルを畳むのが面倒だ。
写真に載っている図のとおりにぐるぐると巻きつけるのだが、慣れるまで結構コツがいる。
 
 
ぼくはもうかなり慣れたが、それでも一回一回巻きつけて収納することに煩わしさを感じる。
サッと取り出せてサッと仕舞えるAirPodsとは違って、このあたりの手間は正直に言っていただけない点だろう。

まとめ:結局、どちらを買うべきなのか?

さて、ここまでAirPodsとBeats Xの2機種を比較してきたが、結局、ぼくとしてはどちらがおすすめなのか。
 
ぶっちゃけていうと、どっちもおすすめと答えざるを得ないです、ハイ。
 
だって、AppleとBeats By Dre、それぞれの渾身作だもの! どっちもいいに決まってるじゃん!(元も子もない)
 
なので、これから購入を考えている人には、今回の記事で紹介した内容を参考に、使用するシーンや環境、よく聴く音楽のジャンルなどを考慮したうえで、どちらにするか選んでもらえれば幸いだ。
(ちなみにぼくは、通勤時には音漏れのないBeats X、自宅では聴き疲れのしないAirPodsと使い分けている)
 
 

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